機略戦記

Maneuver warfare

本を読んだ | 「トラクターの世界史」藤原 辰史

Amazon.co.jp: トラクターの世界史 - 人類の歴史を変えた「鉄の馬」たち (中公新書 2451) : 藤原 辰史: 本 名前の通り、農業で使うトラクターの歴史について解説した本。 私としてはそれほど夢中になって読んだという感じではなかったが、扱っているテーマが…

本を読んだ |「ものづくり」の科学史 世界を変えた標準革命

「ものづくり」の科学史 世界を変えた《標準革命》 (講談社学術文庫) | 橋本 毅彦 |本 | 通販 | Amazon 現代的な工業製品にかかせない「互換性」の起源と発展について深く掘り下げた本。 自分は「普段は意識されないが実は社会をささえている物」に強く関心…

本を読んだ | 「歴史修正主義」武井 彩佳

Amazon.co.jp: 歴史修正主義-ヒトラー賛美、ホロコースト否定論から法規制まで (中公新書, 2664) : 武井 彩佳: 本 ドイツ現代史の歴史研究者が書いたこの本を読んだ。 「歴史修正主義」の起源や、実証的な歴史研究の方法論、欧州における歴史修正主義に対す…

本を読んだ |「オホーツク核要塞」小泉悠

オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略 (朝日新書) | 小泉 悠 |本 | 通販 | Amazon ロシアを専門家とする軍事研究家の小泉悠氏の新作である「オホーツク核要塞 歴史と衛星画像で読み解くロシアの極東軍事戦略」を読んだ。 個人的に…

本を読んだ |「反応しない練習」/ アンガーマネージメント

「反応しない練習」という本を読んだ。ネガティブな感情への対処方法として役立つ内容だった。 Amazon.co.jp: 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 電子書籍: 草薙龍瞬: Kindleストア 本の大まかな内容 日々の生活の中で…

「より分断された、より中央集権的なインターネット」という可能性

"Web3"という言葉に代表されるようにインターネットがより非中央集権的になるという将来像がよく語られているが、むしろより中央集権的になる可能性だってあるのではないかと思っている。 具体的には、専制的な国々でインターネットへの検閲や遮断が進むと共…

「出前館」の配送網を出前以外に使う戦略が興味深い件

サマリー ZHDは、出前館の物流網をフードデリバリーだけでなくECの配送などにも使おうとしている。 そこには、「ECでより迅速な配送を実現することでUXを向上させる」という目的の他に、「 出前のピークタイム以外の時間帯で配送を増やすことで採算性を改善…

「PCITから学ぶ子育て」を読んだ

「PCITから学ぶ子育て」という本が良かったので書き残しておく。 www.amazon.co.jp サマリー これは一言でいうと幼児の「しつけ」についての本だ。 そして「しつけ」の前段階として親子が「仲良くなる」事を推奨しており、そのための具体的なメソッドを紹介…

楽天グループはどうして楽天モバイルに大規模な投資をするのか気になっている

※楽天の決算発表を読んだ感想を書きますが、素人ですので誤りが含まれているかも知れません。何かおかしな記述を見つけたらtwitterなどでご連絡ください。 いろんな会社の戦略だとかその結果だとかに興味があるので、いくつかの会社の決算発表をチェックする…

Primitive TechnologyというYoutubeチャンネルが面白い

好きなYoutuberを紹介する。 https://www.youtube.com/channel/UCAL3JXZSzSm8AlZyD3nQdBA このPrimitive Technologyというチャンネルがとてもおもしろい。 特に森の中にあるものだけで鉄を作る回なんて最高に面白い。 www.youtube.com この動画シリーズは、…

BASE BREADを1ヶ月ほど食べてみた感想

BASE BREADとは、BASE FOOD社が販売しているパンのことで、いい感じの栄養バランスでありながら手軽に食事を済ませられるといったコンセプトの商品だ。 完全栄養の主食 BASE FOOD このパンを1ヶ月くらい食べてみたので感想を書いておく。 結論としては「手軽…

2022年は準備にこだわる年にしたい

こんな事を書くのは恥ずかしいのだけど、自分は仕事において作業のはかどり方に非常にムラがある方だ。 爆速で仕事が進む時は進むが、そうでない時は全然進まない。手を動かす作業に集中できない事が良くある。 働き始めて以来、色々な「仕事術」だとか「ラ…

銀行もAWSもドラえもんも、負荷平準化によってボトルネックを解除する

「ドラえもんだらけ」 ドラえもんのある回に「ドラえもんだらけ」というエピソードがある。 なんの理由だったか忘れたが、のび太の宿題を代わりにやる事になったドラえもんが、タイムマシンを使って「4時間後の自分」や「8時間後の自分」を連れてきて、宿題を…

「目的に縛られずに無駄なことをやる」

ここから先、しばらくの間、「目的に縛られずに無駄な事をやる」というのをやって行きたいと思う。具体的には何に使えるのかハッキリしない技術をちょこっと試してみたりと言うのを趣味として積極的にやっていこうと思う。 「まだ役に立つかどうかハッキリし…

全体最適を行うためには「部分非最適」を受け入れる必要がある

大体の仕事は、いくつかの機械や人、あるいは組織が連携して働いて最終的な成果(製品とかサービスとか)を作る。 このような仕事において、最終的な成果を増やすためには、「改善を行って効果がある部分」と「ない部分」がある事を認識する必要がある。それを…

相手に合わせて言い方を変える

「ある製品のソースコードのあるモジュールのがクッソ汚くて直さねばならない」という話を、 収支責任者には「機会損失なので直すべきです」 PMには「リスク要因なので直すべきです」 エンジニアには「技術的負債なので直すべきです」 みたいに言い方を変え…

冗長性は「無駄」であると同時に「備え」でもある

バナナの危機 バナナはそんなに好きな果物では無かったが、最近良くバナナを食べるようになった。 私達が慣れ親しんでいる種のバナナが近いうちに流通しなくなる可能性があるからだ。なくなると聞くと惜しくなる。 何が原因でバナナが流通しなくなる可能性が…

人生を改善するには正味作業時間を増やすしかない

年末なので内省的になった*1結果できたエントリです。生暖かい視点でご覧ください。 正味作業とは、作業全体のうち「価値を付与することに貢献した部分」のことである。 これはトヨタ生産方式に含まれる諸概念の内の一つだ。 例 これは「ボールペンに対しキ…

エンジニアからデータ分析になって3ヶ月が経った

これは【その1】ドリコム Advent Calendar 2015の21日目の記事です。 前日は、奈良阪さんの研修で新規ゲームアプリをモデルとビューに分けて作ったり色々したら捗った話です。【その2】ドリコム Advent Calendar 2015もよろしくお願いします。 私は、2015年1…

R : POSIXctをas.Date() する時にtzを指定しない場合、POSIXctのタイムゾーンに何が設定されていてもUTCとみなして処理されているのでは?

R

POSIXctはタイムゾーンを伴った日時型であり、これをas.Date()という組み込み関数に渡すと、Dateという日時型に変換できる。 この関数の挙動にどうにも違和感がある。 どうもこの関数、POSIXctをas.Date() する時にtzを指定しない場合、POSIXctのタイムゾー…

ggplot2 ヒートマップの並び順を変更したい。

stackoverflow.com factorのlevels順に表示されるっぽいので、levelsを任意の順番に並び替えればできるらしい。できた。

R 「エラー: 関数 "grid.newpage" を見つけることができませんでした」と言われる

R

結論 library(grid)する。 > # エラーになる > grid.newpage() エラー: 関数 "grid.newpage" を見つけることができませんでした > > # gridを読み込めば大丈夫 > library(grid) > grid.newpage() 説明 grid.newpage()はggplot2に含まれていない。

R data.tableから一定量のレコードをサンプリングしたい

結論 dplyrつかう。 library(dplyr) dt %>% sample_n(100) # 100レコード取り出す dt %>% sample_frac(0.1) # 全レコードの10%を取り出す

R ある関数が現在のスコープに存在するか調べたい

結論 たとえばlibrary()関数が現在のスコープに存在するか確認する場合: target_function_name <- 'library' exists(target_function_name)

[R] キーワード付き引数みたいな事がしたい

R

rubyで言うところのキーワード付き引数みたいな事がしたい。 結論 普通に引数を定義するだけで、キーワード付き引数のように振る舞う。 function_argument_biheibia_test <- function(argument1, argument2) { print(argument2) } function_argument_biheibi…

[dplyr] group_byを行う時、集約に使うキーを変数で指定したい。

R R

やりたい事 ここにirisがある。 > head(iris) Sepal.Length Sepal.Width Petal.Length Petal.Width Species 1 5.1 3.5 1.4 0.2 setosa 2 4.9 3.0 1.4 0.2 setosa 3 4.7 3.2 1.3 0.2 setosa 4 4.6 3.1 1.5 0.2 setosa 5 5.0 3.6 1.4 0.2 setosa 6 5.4 3.9 1.7…

catするとき、一緒にファイル名を表示したい

結論 空文字でgrepする。 $ find . | xargs grep ""

[R] 2つ文字列ベクターに対して全ての組み合わせを求めたい

R

結論 > expand.grid(c('a', 'b', 'c'), c('1', '2', '3')) Var1 Var2 1 a 1 2 b 1 3 c 1 4 a 2 5 b 2 6 c 2 7 a 3 8 b 3 9 c 3 説明 例えば、「10段階にカテゴライズされた年齢」と「性別」に対して組み合わせを求めたい時とかに使う。

プログラム実行中のある時点で処理を止め、止めた位置のコンテキストを維持したまま対話的にコードを実行したい(Rubyのbinding.pryみたいな事がしたい)

R R

結論 止めたい位置でbrowser()を実行する。 例: このようなスクリプトがあったとする。 a <- 1 止めたい位置にbrowser()を挿入する。 a <- 1 browser() 実行時にconsoleが起動し、対話的にコードを実行できる。 Browse[1]> a [1] 1 説明 browser()が実行され…

[R] 文字列が複数格納されたvectorを結合して一つの文字列にしたい

R

結論 > string_vector <- c('abc', 'def', 'ghi') > Reduce(function(x, y){ paste(x, y) }, string_vector) [1] "abc def ghi" こうすれば行ける。 もっとシンプルな方法は無いものか… 背景 ある変数のclassをチェックして、想定外の値だったらstop()させる…